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少額訴訟を司法書士に依頼するメリットと費用相場を解説

「貸したお金が返ってこない」「未払いの代金を回収したい」など、比較的少額の金銭トラブルで活用しやすいのが少額訴訟です。

通常の裁判に比べて手続きが簡易で、原則として1回の期日で解決できるため、利用を検討する方が多くいます。

しかし実際には、「自分で手続きを進められるのか」「費用はどのくらいかかるのか」といった疑問を持つ方も少なくありません。

今回は、司法書士に少額訴訟を依頼するメリットと費用相場について、初めての方にもわかりやすく解説します。

少額訴訟とは

少額訴訟は、60万円以下の金銭トラブルをスムーズに解決するための裁判です。

通常の裁判で複数回の期日が設けられるのに対し、少額訴訟では、原則として1回の審理で判決が言い渡される点が特徴です。

そのため、比較的短期間で解決を目指せます。

対象となる典型例は、貸したお金が返ってこないケースや売掛金の回収などです。

少額訴訟は自分でもできるのか

少額訴訟は、手続き自体は比較的シンプルに設計されています。

しかし実際には、訴状の作成や証拠の整理、相手方への主張の組み立てなど、専門的な知識が求められる部分も少なくありません。

書き方を誤ったり、証拠が不十分だったりすると、不利な判決が出るリスクもあります。

自分で進めることも可能ですが、不安がある場合は専門家に依頼するのがおすすめです。

司法書士に依頼するメリット

司法書士は、もともと裁判に必要な書類作成を通じて、本人が自分で訴訟を進める際の支援を担ってきました。

2002年の法改正で「簡裁代理権」が認められ、140万円以下の民事トラブルについては代理人として交渉や裁判に関与できるようになっています。

「認定司法書士」は、貸金の返還や未払い代金の回収など、日常生活で起こりやすい少額の紛争に対応できる専門家です。

自分だけでは不安があるときに、司法書士は、少額訴訟において利用しやすい専門家です。

司法書士に依頼するメリットは、以下の4点です。

 

  • 訴状や必要書類を正確に作成してもらえる
  • 証拠の整理や主張の組み立てをサポートしてもらえる
  • 裁判所での代理も可能
  • 心理的な負担が軽減される

 

初めて裁判に臨む方にとって、司法書士のサポートは大きな安心材料となります。

費用の相場

司法書士に少額訴訟を依頼する場合の費用は、事務所ごとに異なります。

一般的な相場は以下のとおりです。

 

費用種類

相場

相談料

30分〜1時間で5000円前後(初回無料の事務所も多い)

書類作成のみ依頼

2万円〜5万円程度

訴訟着手金

3万円程度

訴訟成功報酬

10%20%程度

 

事前に見積もりを取りましょう。

まとめ

少額訴訟は、費用や時間を抑えて金銭トラブルを解決できる手段です。

ただし、自分だけで進めるにはリスクも伴います。

司法書士に依頼すれば、結果としてスムーズに解決へと進む可能性が高まります。

「どの手続きが自分に適しているのか」「費用はどのくらいかかるのか」と迷ったときは、まず司法書士に相談してみましょう。

資格者紹介

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伊藤 彰英Akihide Ito

当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
私は、名古屋市を中心に、相続、法務顧問のご相談を承っています。 ご相談者のお話を丁寧にお聞きし、迅速で丁寧に解決を目指します。 法務トラブルは突然起こるものなので、「どうすれば良いかわからない!」と焦ってしまうかもしれません。そんなときは一人で解決をしようとせず、私たちを頼ってください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

所属団体
  • 愛知県司法書士会

事務所概要

Office Overview

名称 司法書士ANSリーガルオフィス
資格者氏名 伊藤 彰英(いとう あきひで)
所在地 〒460-0002
名古屋市中区丸の内3丁目23番11号 セントヒルズ丸の内501号
連絡先 TEL:052-211-9819
対応時間 平日9:00~18:00(事前予約で時間外対応も可能です)
定休日 土日祝(事前予約で休日対応も可能です)