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内容証明郵便の受け取りを拒否された場合どう対処すべき?

貸したお金を返済してもらうために内容証明郵便を送付した際、受け取りを拒否されて郵便物が手元に戻ってくるケースがあります。

本記事では、内容証明郵便の受け取りを拒否された場合の通知の有効性や具体的な対処法について解説します。

受け取り拒否でも通知が届いたとみなされるのか

借金の回収のために内容証明郵便を送ったときに、受け取りを拒否された場合、通知は相手方に到達したとみなされる可能性が高いです。

理由として、客観的に受領可能な状態にあったのに正当な理由なく受領を拒否したと判断される傾向にあるためです。

ただし、相手の就労状況や生活実態などによっては、通知の到達について見解が分かれることもあるため注意が必要です。

郵便物が戻ってきた場合の対処法

借金の催促の内容証明郵便が手元に戻ってきた際は、郵便局が付記した返送理由を確認します。

不在による保管期限経過なのか、明確な受取拒否なのかによって今後の対応方針が変わるためです。

配達員が付記した受取拒否の記録が残っている封筒は、相手が意図的に文書を受け取らなかった事実を示す客観的な証拠となります。

そのため、戻ってきた封筒は開封せず、そのままの状態で大切に保管しておくことが重要です。

後になって相手が通知の内容を全く知らないと主張した場合でも、不当に受領を拒んだ事実を裁判所などの公的機関に提示できる可能性があります。

特定記録郵便の活用

返送された後の具体的な行動として、特定記録郵便を用いた再送が考えられます。

特定記録郵便は受取人の受領印を必要とせず、郵便受けに直接投函される仕組みです。

配達された記録が郵便局に残るため、相手が手紙を受け取っていないという反論を防ぎやすくなります。

内容証明郵便と同一の文書を特定記録郵便で送付することで、相手が内容を把握できる状態に置いたという事実をさらに補強できます。

裁判所を介した手続きの検討

郵便による通知を重ねても相手が応じない場合は、裁判所を介した法的手続きへの移行を検討します。

具体的には、支払督促や少額訴訟などの法的な強制力を持つ手段が挙げられます。

もし相手が意図的に居留守を使ったり、所在を隠蔽したりしている場合は、公示送達という法的な手続きを利用できる可能性があります。

公示送達は、裁判所の掲示板に書類を掲示することで、相手に送達されたとみなす仕組みです。

まとめ

内容証明郵便の受け取りを拒否されても、正当な理由がなければ通知の効力が発生する可能性が高いです。

戻ってきた郵便物は未開封のまま保管し、特定記録郵便による再送や裁判所の手続きを見据えた準備を進めるのが適切です。

法的な判断や書類作成に不安や疑問がある方は、司法書士にお気軽にご相談ください。

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伊藤 彰英Akihide Ito

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